株とPythonの本を読んで株取引のシミュレーションを実装してみた

株とPython─自作プログラムでお金儲けを目指す本を読んでみました。

書いている内容としては株取引に必要となる基礎知識からシミュレーションを行うために必要なデータの収集方法、それから集めたデータを使ってのシミュレーター実装、取引用戦略と初めて株取引のプログラムを実装に必要な情報はまとめられていそうだと思いました。

サンプルのコードをもとに以下のように実装してみました。

github.com

収集した情報はslackに通知するようにしていまして、株価はローソク足で送るようにしています。 f:id:steavevaivai:20190905212216p:plain

それから株取引の戦略について、ゴールデンクロスデッドクロスについての説明があり、その戦略でのシミュレーションも実装してみました。
ゴールデンクロスとデットクロス【初心者向け株投資入門】- StockWeather ゴールデンクロスデッドクロスについては株価の5日平均線と25日平均線の交差の仕方で決まり、5日平均線が25日平均線よりも高くなるように交差するのはゴールデンクロスでこれから株価が上場するとされています。逆に5日平均線が25日平均線よりも低くなるように交差するのはデッドクロスで株価が下降し始めるとされています。

自分の実装したシミュレーションでは初期の口座に1000万円あるとしてかいしするのですが、損益は以下のようになりました。 f:id:steavevaivai:20190905212933p:plain

2019年7月26日に株価コード9022の JR東海の株式を購入し、8月5日に売却しています。 ローソク足チャートを見ると2019年7月26日の時点では株価が上昇しているので買った直後は損益が上がっているのですが、すぐにマイナスになって売るのが遅いようです。 それから、監視対象の株としてTOPIX core30にしているのですがゴールデンクロスのタイミングで買えるだけ買っているので他の株が買えなくなっています。

これらを踏まえて取引の戦略として、以下が思い当たりました。

  • ゴールデンクロスデッドクロスの評価について交差するだけでなく角度も見る
  • 一度に購入できる株の上限を決めるなど、複数の株を持てるようにする
  • 売のタイミングはデッドクロスだけでなく一定下がったら売るなどのルールを決める

実際に実装してみて次にどうすればよいかなどイメージがわいたので、Pythonで株で株取引のシミュレーションを実装したい人にとってちょうど良い本だと思いました。

株とPython─自作プログラムでお金儲けを目指す本